ということで今日は
- 美容液とは何なのか
- 美容液で得られる効果
- 美容液の選び方
- メンズにとって意味はあるのか
- 美容液の正しい使い方
などなど詳しく話していきたいと思います。
僕が実際に使っている7つの美容液のレビューも最後にあるので、理論と実践、両方から美容液を学ぶことができます^^
スキンケアの全体像がつかめるので、理解度がグッと上がりますよ
今回は、僕の実体験および日本化粧品協会のテキストをもとに解説していきます。
このテキストはとっても良い本で、やや専門的なことも書かれているんです。
この本の中から皆さんが知りたい知識を厳選してお伝えしますので
必要な内容を短時間で理解していただけること、間違いなしです!
美容液とは
美容液は、英語だと「エッセンス」とも言います。
化粧水や乳液などの基本的なスキンケアアイテムにプラスして使い、様々な肌の悩みを解決してくれるものです。
そして初心者であれば、まずは
『美容液=予防』
と覚えてください。
美容液とは、シミ・シワなどの肌悩みを予防するものと覚えておくと後々都合がいいです。
例えば、たまにニキビなど深刻になってしまった肌悩みを改善できますか?などと質問されることがあるのですが、いま起こっている悩み・問題をすぐ解決するものではありません。
あくまでも、肌悩みが深刻になる前に使って、ひどくなるのを防ぐものだと理解してください。
美容液で得られる効果
いま説明した通り、様々な肌悩みを予防する効果が得られます。
具体的には、保湿・肌荒れ改善・毛穴ケア・ニキビケア・ハリ弾力アップ・紫外線防止などが挙げられます。
ここで美容液の種類を整理してみましょう!
美容液の種類
『化粧品検定対策テキスト』より引用して、解説します。
美容液は以下の3つに分類されます。
- 肌悩み別
- 部位別
- 用途別
1. 肌悩み別
・保湿美容液
肌をしっとりさせる美容液です。
・肌荒れ改善美容液
その名の通り、肌荒れを改善する美容液です。
・毛穴ケア(収れん)美容液
開いた毛穴を引き締めるための美容液です。
・アクネケア美容液
ニキビケアのための美容液です。
・美白美容液
シミやくすみのケアをする美容液です。
・ハリ/弾力美容液
シワやたるみをケアして、肌にハリ・弾力を与える美容液です。
2. 部位別
・目元用美容液
皮膚が薄く、乾燥やシワになりやすい目元に使う美容液です。
・首用美容液
イボやシワで悩む人が多い首に使う美容液です。
・スポット用美容液
シミやシワなど、気になる部分をピンポイントでケアする美容液です。
3. 用途別
・導入美容液
肌の角質を柔らかくして、化粧水の浸透を良くするための美容液です。
・化粧下地タイプ美容液
ファンデーションの前に塗る化粧下地としても使える美容液です。お風呂上がりではなく、朝使うタイプになります。
・紫外線防止タイプ美容液
UVカット効果がある美容液です。こちらも朝使うタイプになります。
美容液が肌の悩みに効果的な理由
スキンケア化粧品は、すべて以下の3つの成分からできています。
- 肌悩みに対して効果効能を発揮する【訴求(美容)成分】
- 水・保湿剤など化粧品の骨格を作る【基本成分】
- 防腐剤や酸化防止剤などの【品質保持を目的とした成分】
この3つの成分のうち、美容液は【訴求成分】を多く配合しています。
そのため、美容液は肌の悩みに対してしっかりと効果効能を発揮することができるんです。
ビヨケンがメンズにオススメする美容液の選び方
結論から言いますと「肌の悩みができる」→「その悩みを解決する種類の美容液を買う」これだけです。
例えば、美白美容液なんてものは薬局に行けばたくさんあります。なんとなーく「美白になれるのかな?」で買うと損します。
美白美容液はシミを防ぐ意味合いが強いです。なので「最近シミが増えつつある。将来はシミができないように対策しよう!」と思ったら美白美容液のどれがいいかを探しにいくんです。
この順番でやらないと無意味にお金を払うだけになってしまいます。
ちなみに東急ハンズやLOFTなどのバラエティショップに行くと、メンズスキンケアのコーナーがありますよね。
ああいったところで美容液をなんとなく雰囲気がカッコいい!などの理由で買うことはやめましょう。
自分の肌悩みがニキビであればニキビ用美容液、乾燥であれば保湿美容液というように、
目的別に選ぶことを意識してください。
ポイント
目的に合わせた美容液を選ぶ
美容液に関する疑問 / Q&A
実際に使ってみたら出てくるであろう疑問について、Q&A形式でお伝えします。
【Q.1】美容液って1種類だけしか使わないの?
そんなことありません。
予防したい肌悩みが多ければ、使う美容液は複数になります。
僕は、多いときでは1回のスキンケアに4つの美容液を使っていました。
【Q.2】美容液を複数使う場合、美容液どうしの順番ってどうなるの?
基本の順番は、洗顔→化粧水→美容液→乳液です。
でも、その美容液が複数あったら「順番はどうすればいいの?!」ってなりますよね。
美容液の順番に関しては、3つのパターンがあります。
この3つのパターン、正解は1つではありません。
こうだ!と決めつけずに、何度か試して自分に合う使い方を見つけてください。
美容液同士の使う順番① 基本と異なる順
化粧水の後に美容液を使わないケースです。
例えば、導入美容液は洗顔のすぐ後、化粧水の前に使います。
導入美容液は、肌を柔らかくして化粧水の浸透を良くする作用があるといわれています。
美容液同士の使う順番② 形状順(水分多いもの→油分多いもの)
ローション状→ジェル状→乳液状→クリーム状の順で使います。
水分の多いローション状のものから先に塗り、だんだん油分の多いものを使っていきます。
これは、化粧品検定のテキストにも書かれている使い方になります。
美容液同士の使う順番③ 肌悩みが深い順
百貨店に行ったとき、化粧品売り場のビューティアドバイザーさんに教えてもらった方法です。
例えば自分の顔で一番気になっているのがシワであれば、一番初めにシワ改善美容液を塗ります。
【Q.3】メンズ専用美容液ってあるの?
あります。
東急ハンズやLOFTのメンズスキンケアコーナーで購入できます。
でも僕は、メンズ専用のスキンケア商品を使ったことがほとんどありません。
メンズ専用スキンケア化粧品ってかっこいいんですが、パッケージを見ても何に効くのかわかりにくいものが多いからです。
男性でスキンケア化粧品を購入する人は、今はまだ美容やファッションへの感度が高いごく一部の人。
だから、カッコよさやブランド感重視な商品が多いのかな、というのが僕の予想です。
一方ドラッグストアでスキンケア商品のパッケージを見ると、すごくたくさんの情報が記載されています。
女性用商品のほうが効果がわかりやすいので、僕はオススメです。
ビヨケンが実際に使ってみた美容液の中身とその感想
導入美容液
化粧水の前に塗って肌の角質を柔らかくし、化粧水を浸透しやすい状態にします。
化粧水は浸透しないという説もありますが、使ってみないとわからないので試してみました。
ランコム ジェニフィックアドバンストN
超有名な導入美容液で、僕が使ってみた美容液の中で一番値段が高いです。
透明でドロドロと粘度のあるローション状になっています。
使い心地はめちゃくちゃ気持ちいいです。
バリアリペア ナノショットブースター
プチプラの導入美容液です。
乳液状のテクスチャーで、同じ種類の導入美容液でも形状が全然違うことがわかります。
ランコムのジェニフィックアドバンストNはとても良いんですが、実際に何がどう良いのかは正直わからないので、このナノショットブースターと比較したいと思っています。
美白美容液・シミ改善美容液
シミのための美容液です。
使ってみた結論から言いますと......
美容液でできてしまったシミを改善するのは難しいです。
やはり「美容液=予防」だと実感しました。
アットコスメの口コミを見ても、「シミが薄くなった気がする」といった曖昧なものが多いです。
シミには老人性色素斑・そばかす(雀卵班)・肝斑などたくさんの種類があり、美容液で改善できるものとまったく効かないものがあるので注意してください。
リジュホワイト セラム
僕がものすごく好きで気に入っている美容液です。
透明のジェル状です。
美顔器「パーフェクトアクアリーボーテ」と一緒に使うために購入しましたが、この美容液だけでも効果が感じられました。
リジュホワイト セラムは美白が目的の美容液ですが、保湿性にも優れていて肌がプルプル・もちもちになります。
同じ目的の美容液でも成分が異なるので、使う商品によって「保湿性に優れている」など予想外の効果が得られることがあります。
これは、その一例です。
ママ&キッズ 薬用ホワイトオリゴエッセンス
けっこう良かったので最後まで使い切りました。
POLA ホワイトショットSXS(シミ改善美容液)
だいぶ使って残りが少なくなっています。
クリームタイプで、とても硬めのテクスチャーです。
塗りこんでもなかなか消えなくて、ムヒを塗ったときのような感じです。
容器から顔に直接付けられるよう、吐出口が工夫されています。
保湿美容液
matsuyama 肌をうるおす保湿美容液
白濁した乳液とジェルの間という感じです。
僕はTゾーンは脂性肌ですが、頬は乾燥している混合肌。
なので、冬場や乾燥が気になるときには、頬に保湿美容液を塗っています。
ちょこっと塗るだけでも、翌朝の肌が違ってきます。
シワ改善美容液
コスメデコルテ iP.Shot アドバンスト
柔らかいクリーム状です。
塗り込んでいくと、すぐに消えます。
おでこのシワを改善したくて使っていましたが、美容液でこのシワは改善しませんでした。
「シワ」と言っても、小じわ・表情ジワ、深いシワ、たるみなどさまざまです。
美容液で改善するものもあれば、改善しないものもあることを覚えておいてください。
まとめ
POINTをおさらいしましょう。
ポイント
○美容液を選ぶときは、目的・肌悩みに合わせた美容液を
○「美容液=予防」シミやシワなどの肌悩みを前もって予防
○美容液を複数使うときの美容液同士の順番は3パターン
①基本と異なる順(例:導入美容液は化粧水の前)
②形状順(水分の多いもの→油分の多いもの)
③肌悩みが深い順(深刻な悩みをケアするものを最初に)
美容液は、肌悩みが深刻になる前に使い始めるべきです。
肌悩みには予防が大切!
美容液を効果的に使って、早めの対策を心がけましょう!