肌の老化にも直結しているんです
というわけで今日はこの記事を読んだ人がいつまでも若々しくいられるために、はりきって解説していきます!
肌の老化のメカニズムにも触れていたりするので基本から細かいところまでバッチリ理解できるはずです。
最後に、僕が実際に使っている3種類の日焼け止めのレビューもやりますのでそちらもぜひチェックしてみてくださいね。
紫外線とは
紫外線?黒くなりたくない女の人が夏に日焼け止めしてガードしているアレのことでしょう!?
・・・実際のところほとんどの人がこれくらいの理解ではないでしょうか。
今日はそんな人のためにまず怖いことを言います。
紫外線は肌を老化させる悪魔
米国皮膚科学会によると、肌の老化の約80%が紫外線の影響だと考えられています。
しかしそれを知っているメンズは皆無ではないでしょうか?
- 真っ白な肌よりも、ちょっと日焼けしているほうが男らしい
- 黒くて筋肉質な男がたくましくて好き!
- 年取ってても適度に焼けている方が健康的よね
男なら1度はこんな女性の声を聞いたことがあることでしょう。
今は時代が違うかもしれませんが、はっきり言って僕が20代の頃であれば確実に黒いほうがモテましたからね。
さて、紫外線による老化のことを光老化とも言います。
夏になると海にいって1日中日焼け
日差しを浴びて俺はカッコよくなる!
気持ちいい!サイコー!!
そう、日焼けが好きだったは僕は
「老化が好き」と言っているようなものだったのです。
紫外線によって肌が受ける具体的なダメージ
紫外線を浴びると、シミ、シワ、たるみ、肌の乾燥、乾燥による肌荒れやニキビなどのダメージを受けます。
紫外線は浴びているけど問題ないよ、と思っているあなた!
紫外線とは蓄積されるものなのです。
紫外線が引き起こす肌トラブルが現れるのは10年後かもしれませんが、明日起こる可能性だってあります。
紫外線の正体
紫外線とは、太陽から出ている光の種類の一部です。
光はそれぞれ波長を持っていて、波長の長さによって種類が分けられています。
光の種類は波長が短いほうから長い順に以下の5種類あります。
- ガンマ線
- X線
- 紫外線
- 可視光線
- 赤外線
波長の長さによって呼び名が変わることって知ってましたか??
紫外線の分類
紫外線も3つの種類に分けることができて波長の短いほうから長い順にUV-A、UV-B、UV-Cの3種類となります。
紫外線 | 波長の長さ(nm) |
UV-C | 100~280 |
UV-B | 280~320 |
UV-A | 320~400 |
nmはナノメートルと読みます。10のマイナス9乗メートル、つまり10億分の1メートルという単位です。
波長が短ければ短いほど肌へのダメージが大きく、肌を赤くしたり炎症を起こさせたりします。
では、波長が長ければ安心かというと、そうではありません。
波長が長いと肌への透過度が高くなり、肌の奥深くへと入り込みます。
“日焼け止めは夏だけ塗ればいい”は間違い
最初にお伝えしましたが、「日焼け止めは夏だけ塗ればいいんでしょ?」というのは大きな間違いです。
僕は、日焼け止めを季節に関係なく毎日絶対に塗ることをオススメしています。
その理由はみなさんが浴びている紫外線UV-AとUV-Bのうち、特にUV-Aの量は冬でも夏の半分程度にしかならないからです。
UV-Aの脅威
確かに冬は日焼けしようと思っても黒くならないね
皮膚の表面付近は、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっています。
このうちUV-Aが主にダメージを与えるのは、皮膚表面の表皮より内側の「真皮」です。
「真皮」にダメージを与えることで
UV-Aは肌のハリや弾力を奪っていきます。
UV-Aなら少しくらい浴びても、肌が赤く炎症を起こしたり急に黒くなったりはあまりしません。
だからと言って、
日焼けしていないわけではないんです!
秋冬に日焼け止めを塗らないと、気づかないうちにUV-Aが皮膚の内部に入り込みます。
そして
コラーゲンやエラスチンが破壊され、肌の弾力が失われていくのです。
夏しか日焼け止めを塗らなくても色白の人は多いですが、知らないうちにどんどん肌はたるんでいます。
1年ではわからないかもしれませんが、2年、3年と数年単位で比較すると、秋冬に日焼け止めを塗っている人と塗っていない人の差が出てくるのです。
秋冬に日焼け止めを塗らないと、顔がどんどん老けていきます。
老けたくなければ、秋冬も日焼け止めを塗ることが大切です。
どうすればUV-Aの脅威を対策できる?
紫外線対策のスキンケアといえば?
答えは、当然日焼け止めですよね。
UV-Aの防止効果はPA、UV-Bの防止効果はSPFで表示されています。
日焼け止めって、SPFの数字が大きければ効果があるのかと思ってました。
UV-Aの脅威を防ぐ効果はPAの+の数で決まります。
では、日焼け止めのSPFとPAについてもう少し詳しくみていきましょう!
ほとんどの日焼け止めでは、全面にデカデカと表示されていますね!
日焼け止めのSPFとは?
SPFはUV-Bの防止効果を表します。
20と30でどう違うの?
色白ではない標準的な肌色の人は、約25分でサンバーンを起こすといわれています。
SPF50であれば、25分×50倍=1,250分(約21時間)、ヒリヒリするサンバーンを起こすタイミングを延ばすことが可能です。
日焼け止めのPAとは?
もうおわかりですね?
PAはUV-Aのほうの防止効果を表します。
PAの効果は1〜4個の+で表し、PAの数が多いほど、防止効果が高くなります。
ちなみにこれ「PA++++」は
"ピーエーフォープラス"と読みます。
ぴーえーぷらすぷらすぷらすぷら・・・と思わず言いたくなるところではありますが笑
SPFとPAでは、どちらかというとSPFのほうが目に留まりやすいのではないでしょうか。
知り合いの男性に聞いてもSPFは知っててもPAのほうは聞いたことないなんていう人もいるくらいでした。
でも、
もうPAの「+」が重要ってわかりましたよね?!
繰り返しになりますがUV-Aの量は冬でも夏の1/2にしかならないんです。
にも関わらず、焼けて肌が黒くならないから大してダメージがないように思えてしまうんです・・・!
シミやたるみなど肌の老化を防ぐためには、PAの+の数をちゃんとチェックするようにしましょう。
ビヨケンが使っている日焼け止めのご紹介
僕が実際に使っている日焼け止めをご紹介します。
今日紹介するのはこの3種類(+1)です
- 日中用乳液
- 乳液状の日焼け止め
- スプレー状の日焼け止め
- 飲む日焼け止め
日中用乳液
まずは日中用乳液です。
分類上は乳液で、朝つけるものになります。
日中用乳液の特徴としては、「乳液」と「日焼け止め」の2つの効果を持っていることです。
「【完全保存版】メンズスキンケアの手順・種類・やり方」で詳しく説明していますが、スキンケアの順番としては乳液の次にクリームが来て、その後に日焼け止めとなります。
この日中用乳液を使うとクリームは塗れません。
が、メンズは脂性肌の人が多いため、乳液を塗った後にクリームを塗る必要はそこまでないと思っています。
百貨店のコスメカウンターに言ったら口をそろえたように「夏でも冷房が入っているので乳液の後、クリーム必要ですよ」なんて営業トークされますのでご注意を!!笑
日焼け止めは必ず最後に塗ってください
日焼け止めの上から何かを塗らないように注意しましょう。
デパコスということで金額は高めです
日中用美容液は《エスト ザ プロテクション/SPF50+・PA++++》を使っています。
エストザプロテクションはこんな方におすすめ
- 色が白くて顔を白く見せたい人
- 毎月5,000円使えるくらいお金に余裕がある人
- 形から入る人(高級品なため)
乳液状日焼け止め
乳液状日焼け止めは、《スキンアクア スーパーモイスチャーミルク/SPF50+・PA++++》を使っています。
顔・体に使用できるタイプです。
おもいっきり振って使う以外は、テクスチャなどは乳液とほぼ同じです。
日焼け止め特有のにおいがします。
こちらは日焼け止めを何も持たずに出かけてしまったときに、急いでコンビニで買ったものなのですがかなり使いやすく、しばらくハマって使っていました。
《スキンアクア スーパーモイスチャーミルク》の良いところは、顔が白くなりにくいところで、メンズにとっても使いやすい日焼け止めということが言えるでしょう。
スキンアクアはこんな方におすすめ
- あまり顔を白く見せたくない人
- コンビニなどで気軽に買いたい人
- プチプラで済ませたい人
スプレー状日焼け止め
スプレー状日焼け止めは、《サンカット プロテクトUV スプレー/SPF50+・PA++++》を使っています。
顔・体に使えるものでいうとほとんどの人が↑の乳液状かこのスプレー状を選ぶことでしょう。
ちなみにスプレーを直接顔にかけることはオススメしません。
パッケージの裏などにはほとんどの場合で
「顔には直接スプレーをかけず一度手の平に出して塗ってください」という注意書きがされていると思います。
サンカットプロテクトUVスプレーはこんな方におすすめ
- 顔だけではなく体にも使いたい人
- 外出しているときもサッと塗りたい人
- プチプラで済ませたい人
僕は、この3種類を場面で使い分けています。
日中用乳液は、基本的に朝しか塗りません。
でも、乳液状日焼け止めは朝以外も塗ることがあります。
朝以外の使い方とは、塗り直しです。それについては後ほどご説明しますね。
飲む日焼け止め
《飲む日焼け止め》と呼ばれる、錠剤タイプのサプリメントもあります。
日差しを浴びる30分前に1粒飲めば、2~3時間の紫外線対策効果があるというものです。
ドラッグストアで手軽に買うことができるので、試してみるのもオススメです。
正しい日焼け止めの塗り方|塗るタイミング
《スキンアクア スーパーモイスチャーミルク》を使って顔に塗る場合のやり方を説明します。
step
1効果を発揮する量を出す
乳液状の日焼け止めの場合、手に取り出す量は1円玉2個分を目安にしてください。
これ出してみたらわかるのですが「かなり多いな」と感じると思います。
しかしこれが適正量なのです。これよりも少ない量ですとしっかりUV-AやUV-Bをガードできないので適正量は守るようにしましょう!
クリーム状の場合はパール2個分です。パールは真珠ですね
step
2ムラが出ないように塗る
先ほど1円玉の横に乳液を並べましたが、あのように手のひらに出した乳液状の日焼け止め、思わずこすりながら手のひらで伸ばしたくなると思いますが、そうしないことが重要です。
おでこ、頬、鼻、あご、首など、塗りたいところに日焼け止めを分けて置いていきます。
その後、顔の中心から外側に伸ばしていきます。
こうすることで、一部に多く日焼け止めがついて、一部にはあまりつかないといったムラを抑えることができます。
この塗り方は日焼け止めだけではなく乳液やクリームなどにも応用できるのでしっかり身につけましょう^^
step
3目元を塗り忘れないようにする
目元の塗り残しが多いというデータがあります。
目を閉じて、目元の塗り残しがないように広げてください。
目元だけ日焼けしてしまうと、たるみや小じわなど目元の老化が進んでしまいます。
step
42時間おきに塗りなおす
日焼け止めは、2時間おきに塗り直すのが望ましいといわれています。
男性の場合は化粧直しの習慣がないので難しいと思いますが、がんばって塗り直すことをオススメします。
そういえば若いころは海水浴やプールに男女混合グループで行ったとき、女子は頻繁に日焼け止め塗っていて「なんでそんなに塗ってるのかなあ?」と昔思っていましたがこういうことだったんですね!
最も強い紫外線UV-Cの対策を忘れるな!
・・・。
すみません嘘をつきました😎
先ほど説明しましたとおり、UV-A、UV-B、UV-Cと3種類の紫外線のうち最も強いものはUV-Cなのでこれ自体肌にあたってしまうととても恐ろしいものですがある存在のおかげで肌に当たらずに済んでいます。
それはオゾン層です!
地球の周りを覆っているオゾン層が290nm以下の光を吸収してくれています。
オゾン層のおかげで、290nm以下のUV-Bの一部とUV-Cを浴びずに過ごせているのです
でも逆にいえば、オゾン層が破壊されると290nm以下のUV-BとUV-Cがどんどん地上に届いてしまいます。
オゾン層の破壊が進むと、もしかすると僕たちの孫やひ孫の時代には、UV-Cの対策が一番重要といわれるようになるかもしれませんね。
PAやSPFに変わる「UV-Cから肌を守る新たなる指標」がこのブログに追加される日もそう遠くないかもしれません。
まとめ
ポイントをおさらいしましょう。
ポイント
- “日焼け止めは夏だけ塗ればいい”は大間違い
- 秋冬もUV-Aが肌の内部に入り込み、老化は進んでいる
- 日焼け止めを選ぶときは、UV-Aの防止効果を示すPAが大事
- 日焼け止めを塗る際は、手のひらでのばさない
- 目元の塗り残しに注意し、2時間ごとの塗り直しがベター
紫外線対策の重要性、バッチリ理解してもらえましたよね。
夏だけでなく秋冬も紫外線対策をしっかりして、肌の老化を防いでいきましょう!
動画でチェックしたい方はコチラからどうぞ!